前回は、遊亀の最奥の隠れ家で暮らす、アメリカバクたちをご紹介いたしました。
3回目となる今回は、大型の齧歯類、アフリカタテガミヤマアラシ(Hystrix cristata) とアメリカビーバー (Castor canadensis) をご紹介いたします。
前者は、最もよく見られるヤマアラシですが、ここ遊亀が国内の繁殖計画を立てている種で、とても近くで見られます。
後者は、今のペアで初めてこどもが生まれ、すくすく成長中です!
その1 アフリカタテガミヤマアラシたち
彼らは、アフリカ大陸のサバンナなど幅広く生息するヤマアラシの一種で、
名の由来になったタテガミが特徴的です。
「ヤマアラシ」と名が付く種の中では、国内の動物園では一番よく見られます!
(日本動物園水族館協会 (JAZA)加盟施設では18施設。)
ここは2017年まで、カナダヤマアラシ (Erethizon dorsatum) が飼育されていた獣舎。
中央にある松の木が、彼らの施設の登り木として使われていたそうです。
彼らが木の上に行き過ぎないよう、鉄板を巻き付けてあるのが当時の痕跡と飼育員さんがおっしゃっていました。
先日のクイズの正解は、カナダヤマアラシでした!答えてくださった皆さま、ありがとうございます。
その2 アメリカビーバーたち
お次はアメリカビーバー。アメリカやカナダの河川や湖沼に生息する大型の齧歯類で、枝や切り倒した木を使い巣やダムをつくることで有名です。
よちよち歩きながら、プールへと歩みを進めようとする赤ちゃん。
すると、親が出てきました。
赤ちゃんがプールで危険な目に合わないよう、親が連れ戻そうとしていました!
こうして安全な環境をつくるのも親の仕事。
それでも、こどもたちの中には、プールへ踏み出した個体も。
写真では見えませんが、近くには親がしっかりと見守っています。こうして泳ぎの仕方も覚えていくのかもしれませんね。
ビーバーの親子についても、遊亀の公式Twitterにて頻繁に紹介されています。私が訪問した時よりもさらに成長しているようです。
興味を持たれた方は是非チェックしてみてください!
今回は、遊亀で暮らすヤマアラシとビーバーたちを紹介しました。
遊亀がリニューアル工事で閉園するまで約2ヵ月半。今の姿を見るならお早めに!
おまけ クイズ
今回も、次回以降の投稿に関係のあるクイズを出題いたしました。
問1
以下の写真の内、東山動植物園のアジアゾウのアヌラの尻尾はどれでしょうか?
ヒント:尻尾の長さにご注目!
問2
以下の写真の中には、全く別の科の動物1種だけいます。
それはどれでしょうか?
これが答えかな?と思われた方は、ブログのコメント欄にぜひ記入してくださると嬉しいです!
問1は4番
返信削除問2は3番
コメント、ありがとうございます。問2は正解です!問1の正解は、2番です。 次のブログで解説いたします!
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