前回、4月18日に訪れた豊橋総合動植物公園のダーナとチャメリーのペアリングについて紹介しましたが、今回は、同じ日のインドから来園した3個体たちを紹介いたします。
この日はペアリングでチャメリーがダーナのエリアに居ることもあってか、インドから来園した3個体の同期だけで大きな放飼場に出ていました。
特にオスのドローナは普段サブパドックに居ることが多く、広々した場所で見られる機会はとても貴重です。
そんな同期たちのようすと、ドローナの成長ぶりをお届けいたします!
いつもは大きな放飼場に、アーシャー (1977~)、チャメリー (1991~)、チャンパカ(2011~)、バヴァーニ (2015~)のメス4個体が出ています。
しかし今回はチャメリーとダーナのペアリングのため、インドから来た同期だけで放飼場を過ごしていました!
ダーナとチャメリーのペアリング中に、大きな放飼場のプールに目をやると、ラッパ音が聞こえてきました。
左から、チャンパカ、ドローナ、バヴァーニ。みんなでもみくちゃになって遊んでいます!
この日は雨天、私の経験ではありますが、雨の日はゾウたちが活発になることが多いと感じています。
水浴びを楽しむバヴァーニ(左)とチャンパカ。この2個体は血縁関係はありませんが、姉妹のような仲の良さを見せてくれます。
ドローナもプールを満喫していました。
プールから上がり、鼻をあげて辺りを気にするドローナ。広いプールで遊べるのもこの放飼場の強み。彼の雄姿もより一層輝いて見えます。
すると一斉に走り出しました!
どうやらプールにカルガモがやってきたため、追い払おうと猛ダッシュしたようです。
このプールの横に「大沢池」という大きなため池があり、そこは沢山の水鳥たちが生活しています。
こうした刺激があることも、動物たちにとっては良いこともあるようですね。
プールで遊んだあとは、泥場で泥浴びが始まりました。
あとの2個体も遅れてやってきて、またもじゃれ合いが始まりました!
雨の日でテンションが上がり、じゃれ合いもいつもに増して楽しく見えました。
今度は皆でおしくらまんじゅうのような押し合いへし合いが始まりました!
お昼前になり、食事タイムが始まりました。
飼育員さんからもらったタケをバキバキと割り、モリモリ食べる彼ら。
成長期真っただ中の彼ら。よく食べ、よく動くことはとても大切なことです。
今回は遊ぶ様子だけでなく、ドローナのオスとしての成長も見られました。
チャンパカのお尻に鼻を近づけ、匂いを嗅ぐドローナ。
前回のブログでもあったように、メスの発情状態を知る上で大切な行動とされています。
チャンパカは今年で11歳に。飼育員さん曰くすでに発情が来ているとのこと。
するとチャンパカを追いかけ、遂にマウントを試みました。
この時は一瞬だったためじっくり確認できませんでした。
しかし、こうした経験を積み重ねていくこともオトナへの一歩。
ダーナとチャメリーのペアリングにも、他の子よりも興味を示してじっと観察していました。
野生下でも、発情したメスを探し、群れにやってくるオトナのオスの行動を目の当りにし、学んでいくとされています。
こうした経験が出来る動物園はとても貴重だと思います。
今回は大きな放飼場でインド組だけの姿と、ドローナの成長ぶりをご紹介いたしました。
実は、翌週にもペアリングがおこなわれていることがわかり、急遽訪問することになったのでした。
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