最近ブログの更新頻度が落ちてきてしまいましたが、少しずつ取り戻していきたいと思います。
遅くなりましたが、先月18日に豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)を訪れました。Twitterにてダーナとチャメリーがペアリング(繁殖のための同居)をしているという情報を耳にしたので、早速訪れることにしました。
今回はそんな2頭のやり取りをご紹介いたします。
仲睦まじいダーナ(左)と、チャメリー(右)。
飼育下のアジアゾウは、性成熟すると3~4ヶ月おきに発情がやってきます。そのタイミングに合わせ、繁殖を目指したオスとのペアリングがおこなわれます。
年に数回しか見られない貴重な光景です。
2019年に横浜市立金沢動物園からチャメリ―が来園して以来、幾度なくペアリングがおこなわれていることは知ってはいましたが、タイミングが合わず、この目で見ることはできませんでした。
そんなチャンスを見逃さまいと、豊橋へ急ぎました。
他のゾウたちやほかの動物のことも気にはなりましたが、しばらく足を止めて観察しました。
ダーナとチャメリーはとても仲が良く、さまざまな姿が見られました。
そしてお互い寄り添ってコミュニケーションしていました!
とても心温まるひと時です。
すると、ダーナが砂場に座り込み、チャメリーと向き合いました。
そして、ダーナからチャメリーに思いっきりじゃれついています!
どうやら効果はバツグンのようです。
(余談ですが、ポケモンシリーズにも、「じゃれつく」という技があり、ゾウモチーフのポケモンの「ドンファン」と「ダイオウドウ」も習得可能だったりします。
砂場でのじゃれ合いが終わった後、ダーナがチャメリーの腰の部分に頭をのせました!
この行動は、オスがメスを追尾する時にする行動。こうして頭をのせ、メスが許容すれば交尾のためにマウントすることができます。
この時はチャメリーはダーナに頭にのせられても動かず、許容していました。
ペアリング中、その様子を見ていたのは、飼育員さんやお客さんだけではありませんでした。
左に見えるのはオスのドローナ(2011~)。ダーナとチャメリーのペアリングを興味津々で眺めています。
他のゾウにとっても、ペアリングは貴重な機会。特に若いオスにとっては、メスとの接し方や、繁殖方法など得るものが沢山あります。
こうして学習する機会があることで、オトナになったときに良い経験として生きるとされています。
ペアリング時には、体高(肩から前脚の付け根までの高さ)が3mもあるダーナの大きさがより際立ちます。
この日はマウントや交尾は確認することはできず、午前中でペアリングが終了しました。
ですが、ダーナとチャメリーの仲睦まじい様子が見られてとても嬉しかったです。
お次は、昨年インドから来園した3個体の若いゾウたち。
同期同士の微笑ましいひと時を紹介予定です。
かみやん
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