いしかわ動物園 概要編 いしかわはいいぞ!

今月の3日に、いしかわ動物園(石川県能美市)を訪れました。

私は、2005年に訪問したことがありましたが、今回は実に17年ぶりの訪問でした!

いしかわ動物園は、自然豊かな丘陵地帯に位置し、アジアゾウのサニーや、ライオンのクリスといった人気の動物だけでなく、ユキヒョウやアムールトラ、レッサーパンダなどの北方の動物や、ライチョウやトキ、ホクリクサンショウウオ、トミヨなどといった日本在来や北陸地方の生き物の飼育にかなり力を入れています。


今回は、いしかわ動物園のここがいいぞ!といったポイントに絞ってご紹介したいと思います。


入園ゲート前にあるオブジェ。ここを過ぎれば、動物たちの世界へ!


1.北陸唯一のゾウに出会えるのがいいぞ!


いしかわでは、北陸地方で唯一、ゾウを見ることができます!
ここで暮らしているのは、アジアゾウ(Elephas maximus)のサニー(♀, 1979~)。

前身の「金沢サニーランド」時代からのメンバーで、現在のいしかわの開園当初から飼育されている数少ない種の一つです。

単独での生活は長いですが、飼育員さんの手厚いケアと、さまざまな飼育の工夫で、快適に過ごしているようすが見られます。


さまざまなフィーダーが至る所に仕かけてあり、餌を探しながら食べる姿がよく見られます!
また、彼女は臆病な性格なのもあり、屋内と屋外の出入りを自由にしています。

(4月11日 追記)
いしかわ動物園公式HPからは、サニーが快適に過ごしてもらうためのさまざまな工夫の一部が紹介されています。以下をクリックすると、ご覧いただけます。

いしかわ動物園 どうぶつえん日記 (最近の取り組みなどがご覧いただけます。)


2.日本の貴重な鳥たちに出会えるのがいいぞ!

県の鳥に指定されている、空の王者イヌワシ、一時は野生絶滅したトキ、山岳地帯に棲む神の鳥ことライチョウを一つの園で見ることができます!

これら3種を一つの園で見られるのは、いしかわ動物園だけ!


特にトキは再導入先の生息地の一つの佐渡島以外では野生、飼育共に見ることができる機会はとても限られています。


トキが公開されている「トキ里山館」では、広大な敷地の中に餌場となる棚田や沼地、営巣場所になる大木など、トキが暮らす里山をそのまま切り取ってきたような環境で、彼らをじっくり見られます!

ライチョウ飼育施設「ライチョウの峰」では、高山で暮らす彼らのようすを間近に観察可能!


ライチョウの日本産の亜種、ニホンライチョウは温暖化などで絶滅が心配されています。
先程のトキも、ライチョウ共に環境省が主導となった保全計画が組まれており、いしかわはそれに参加する形で飼育をし、繁殖に力を入れています!

いずれは繁殖した個体が野生復帰し、野生で定着してもらうことを目的としています。

普段見ることのできない彼らをじっくり見られるのは、
いしかわの強みです。

3.生き生きとした姿が見られるのがいいぞ!

いしかわは、自然豊かな丘陵地に位置しています。動物たちの飼育スペースも広めかつ、さまざまな環境が用意されているのが特徴!


こちらは、「アフリカの草原」エリア。キリンとグレビーシマウマ、ホオジロカンムリヅルが一つの広い放飼場で混合飼育されています。

時折グレビーシマウマが大きな声で雄叫びをしながら放飼場を猛ダッシュする様は圧巻です!


こちらは、ライオンやトラなどが飼育されている「ネコたちの谷」のユキヒョウとアムールヒョウの放飼場。

両者ともに跳躍力に優れ、岩場や木々にもよじ登るため、丸太などで組んだアスレチックが用意されています!
寒冷地に住む彼らにとって、特に冬場は絶好の観察チャンス。雪の中でも活発に活動する姿が見られることもあるそうです!


こちらは、リクガメ類を飼育する「カメたちの広場」。リクガメたちは緩慢なイメージがありますが、見た目に反してとても活発!広いエリアを必要とします。

広い場所を必要とする彼らにとっても、十分な広さのエリアが用意されています。
ここでは大地を踏みしめて歩く迫力満点の姿や、放飼場に生えた草を食べる姿が見られます!

4.自然探索ができるのもいいぞ!

自然豊かな丘陵地にあるいしかわ動物園。園内の中央には巨大な池があります。


池は園路からも眺められますし、写真奥の吊り橋からでも探索できます!私が訪れた時はカルガモが見られました。
冬場は越冬にやってくるカモ類たちがやってきますし、絶滅危惧種のキタノメダカも生息しているそう。


園路も木々が生い茂り、さまざまな野鳥の姿が見られることも。

丘陵地にあることもあり、起伏はありますが、ゆったりと楽しみたい方にもおすすめです!


交通アクセス

交通アクセスは主に2通り。

1 車で

北陸自動車道「小松IC」より約20分、「白山IC」より約30分で行くことができます。

金沢や富山、新潟方面の方は白山IC、名古屋、福井、大阪、東京などの方面からは小松ICからがおすすめです。

駐車料金は何と無料!1300台が停められます。ただし、休日はこみ合う可能性が高いため、お越しの際はお早めに。


2 公共交通機関で

JR金沢駅から

「金沢駅東口8番のりば」より「辰口和光台」「いしかわ動物園」ゆきにて約60分で到着します。

他にも小松駅、松任駅、能美根上駅からも路線バスが出ています。

詳細はこちらをクリックしてください。

嬉しいポイントとして、「のみバス」以外のバスなら、大人2人以上のグループの場合、

大人運賃が半額に。

ソロでの攻略も良いですが、複数人で行くのもお得ですね!


動物園前にあるバス停のベンチ。動物のアイコンが描かれていて、ワクワク感が倍増!



最後に、改めまして、

いしかわはいいぞ!


次回からは、いしかわの私のお気に入りの展示エリアや動物たちなどを紹介する予定です!


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