神山です。
琵琶博の水族展示室には、魚類以外にも様々な仲間たちが飼育され、その姿をいつでも間近に観察できます!その中でも琵琶湖に棲む鳥たちをご紹介いたします!
琵琶湖に棲む水鳥たち
琵琶博には、琵琶湖に棲む水鳥も飼育されています!
飼育エリアの全景はこんな感じ。以下の3種が同じエリアで飼育されています!
カルガモ(Anas zonorhyncha)
ユリカモメ(Chroicocephalus ridibundus)
カイツブリ(Tachybaptus ruficollis)
水鳥と一口に言っても、姿かたちや食性などは大きく異なります。この3種は特徴的かつ、琵琶湖ではよく見られる種類です!
・カルガモ(Anas zonorhyncha)
日本各地の水辺で見られる代表的なカモで、一年中その姿を見ることができます!水辺があれば田舎でも都心でも関係なく、様々な場所で姿を確認できます!
他のカモと比べると、羽の色が雄雌で違いがなく、クチバシの先が黄色いのが特徴です。
野生での餌は、水辺の植物の葉や種が中心で、たまに小型の魚類など。幅広いくちばしでスプーンで掬い取るようにして食べます!
・ユリカモメ(Chroicocephalus ridibundus)
カモメの仲間で、日本には越冬するために冬に飛来してきます。海岸だけではなく、湖や河川などでもよく見られます。
東京都の都の鳥にも指定され、鉄道「ゆりかもめ」の由来にもなっています。
冬と夏で羽の色が異なるのが特徴で、冬羽から夏羽に替わる時は、写真のように頭部が黒い頭巾をかぶった様に変化します。冬羽の時は、頭部は真っ白でがらりと印象が異なります!
長細いクチバシをしており、主に魚類や甲殻類などを啄むようにして食べます。足には水かきがありますが、潜ることはできません。
・カイツブリ(Tachybaptus ruficollis)
日本各地の池や沼、湖で一年中見られる小型の水鳥。大きさは大体ハトぐらい。
全体的なフォルムはカモ類にそっくりですが、クチバシが尖っていること、足の指が平たくなっていることで見分けられます。
古い言葉では「鳰(にお)」と呼ばれていました。琵琶湖は、彼らがよく見られる湖だったので「鳰の海(におのうみ)」とも呼ばれていました。そんな経緯もあり今は滋賀県の県の鳥に指定されています!
水辺に葉や枝などを集めた小さな島の様な浮巣をつくり、そこで卵を産み子育てをします!
池に小さな島のようなのがあれば、それは彼らの巣である可能性大です!
野生での餌は魚類や水生昆虫などで、巧みに潜水し、捕食します。琵琶博では主に小魚やオキアミなどが餌として与えられており、運が良ければ、プールに設置されたそれを、潜水して獲って食べる姿が見られるかもしれません!
因みにこの3種の中で、潜水可能なのはカイツブリだけ!
水鳥と言っても姿かたちや食性などは大きく異なります。この3種は琵琶湖以外でも様々な水辺で見ることができるので、是非野生の姿も見に行ってみてはいかがでしょうか。
神山
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