みなさま、こんにちは。神山です。
今月、滋賀県草津市にある琵琶湖博物館を訪れました。
私は2019年3月に訪問に訪問したことがありましたが、その間にかつて琵琶湖付近に生息していたゾウたちの展示コーナーのリニューアルが完了したいたため、気になって訪問することになりました。
今回は、琵琶博こと、琵琶湖博物館の「ここがいいぞ!」といったポイントを絞った概要編をお送りしたいと思います!
はじめに 琵琶博は、びわこのちからの博物館!
言わずと知れた日本最大の湖、琵琶湖。400万年前に誕生し、様々な変化を遂げながら今に至った古代湖。その間にはゾウが闊歩していた時代などもありました。その歴史の中でヒトも生き物も湖と共に生き続けていました。
琵琶博は、そんな琵琶湖の生い立ちや、自然、人々の暮らしや文化、そこで生きる沢山の水生生物たちなどを丸ごと味わうことのできる唯一無二の博物館!
さあ、琵琶湖へ出かけてみましょう!
琵琶湖に生息する最大の魚類、ビワコオオナマズ(Silurus biwaensis)。ここの水族展示室で飼育され、いつでも実物を見ることができます!
その1 古のゾウたちのエリアがいいぞ!
琵琶湖が誕生した400万年前から数万年前には、琵琶湖付近にさまざまなゾウの仲間が暮らしていました。
琵琶博では古代の琵琶湖で暮らしたゾウたちの復元骨格や、実物大のジオラマが展示されているエリアがあり、その迫力ある姿を直に感じることができます!
※体高:動物の体の高さを表すときの指標で、足の先から背中の一番高い場所までの高さをいいます。
その2 水族展示室がいいぞ!
琵琶博には、水族展示室というエリアがあります。そこは、琵琶湖周辺の水生生物をはじめ、世界の古代湖や、日本の希少淡水魚など、淡水生物に特化した国内屈指の水族館があります!
琵琶湖固有種のビワコオオナマズ(Silurus biwaensis)や、イワトコナマズ、ビワマス、アユなどをはじめ、沢山の琵琶湖産の魚類の姿を間近に観察することができます!
また、県の鳥であるカイツブリ(Tachybaptus ruficollis)や、古代湖エリアのバイカル湖のコーナーには、淡水湖に生息する唯一のアザラシ、バイカルアザラシ(Phoca siberica)も飼育されています!
琵琶博のバイカルアザラシは、オスのバイが飼育されています。健康管理のためのトレーニングがおこなわれていることもあります!こうして慣れておくことで、爪を切ったり、触診をしたりと、彼の健康維持に役立っています。 |
また、琵琶湖をはじめ日本産の希少な淡水魚の繁殖にも力を入れており、バックヤードの繁殖センターを窓越しにも見られます!
琵琶湖で獲れる魚介類は、古くから食用としても親しまれてきました。
そのことを紹介するためか、魚市場を模したコーナーも。
湖の魚を使った料理のサンプルや、どのような調理法で食べられてきたかをサインや映像で紹介されています。後に詳しく紹介しますが、料理のサンプルは見ているだけで食べたくなること間違いなし!
その3 探検の宝庫、おとなのディスカバリーがいいぞ!
自然や生きもの、文化について自分で色々知りたい、調べたいといった方におすすめなのが、「おとなのディスカバリー」エリア。
ここでは、多種多様な標本や資料を手にとって、スケッチしたり顕微鏡で観察したりとじっくり観察できます!
その4 本物の琵琶湖へ出かけられるのがいいぞ!
琵琶博には、屋外エリアの「樹冠トレイル」があります。琵琶湖の畔の森の樹冠にかかるように設置された遊歩道を散策し、様々な植物や、そこにやってくる鳥たちを観察できます!
この森ではホンドタヌキ(Nyctereutes procyonoides viverrinus)や、ホンドギツネ(Vulpes vulpes japonica)などの中型哺乳類の目撃情報があります。
もし運が良ければ見られるかもしれませんし、糞や毛などの痕跡も残っているかもしれません!
また、このトレイルからは琵琶湖も眺めることができ、そこからの景色は絶景!
トレイルを降りて歩くとすぐに琵琶湖で、冬場にはカモ類が多数飛来するため、彼らを見るにもおすすめです!
その5 館内で食べられるグルメがいいぞ!
琵琶博は、館内のレストランの食事もユニークなのが充実しています!
その中でもおすすめしたいのが、この「湖の幸の天丼」!
琵琶湖の在来種のビワマスと、外来生物のオオクチバスの天ぷらがのっていて、両者の食べ比べができます!
サーモンピンクの身で、脂がのった旨さが特徴のビワマスと、淡泊ながら厚みがあって食いごたえのあるオオクチバス。普段はなかなか口にできないのでおすすめします!
他には、この天ぷらを使ったそばや、近江牛の牛丼、滋賀県の伝統的な発酵食品の「鮒ずし」など滋賀ならではのグルメが味わえます。
交通アクセス
琵琶博への交通アクセスはおもに2通りがあります。
1 車・バイクで
名古屋・東京などの方面からの方は、新名神高速道路の「草津田上IC」か、名神高速道路の「栗東IC」から約30~35分ほどで着きます!
大阪・京都などの方面からの方は、名神高速道路の「瀬田西IC」か「栗東IC」から約30~35分ほどで着きます!
駐車場は420台と台数が多く、駐車には困らないかと思います。
また、博物館利用者には駐車無料サービス券がもらえるため、実質駐車料は無料!
因みに近くには道の駅もあるので、そちらにも寄りたい場合は便利かも。
余談:私の住んでいる所だと、高速を使えば約1時間半で着くので、公共交通機関より便利だったりします。
2 公共交通機関で(鉄道とバスの併用)
JR琵琶湖線の「草津駅」を下車し、草津駅の西口の2番バス乗り場から、
近江鉄道バス、びわこ博物館行きに乗車し、「びわこ博物館」で下車し、徒歩ですぐ。
(駅から琵琶博前の停留所までの所要時間は約25分。)
バスの運行間隔は平日は1時間に1本、休日は30分に1本ほどだそうです。
バスに乗ってしまえば、時間はさほどかかりませんが、本数が限られているため、時間に余裕をもって出かけましょう。
私が挙げたポイントは以上ですが、次からは、化石ゾウのエリアと、水族館エリアなどに絞って詳しく紹介していきます!
最後に、琵琶博はいいぞ!!
神山
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